国際結婚について思うこと 

国際結婚について思うこと 

子どもを連れて歩いていると、知らない人から話しかけられる事が増えます。
犬を連れて歩いている時も、色んな人から声をかけられます。どちらも人と人との壁を低くしてくれるんですね。

その世間話の中で一番多かったのが、『私も外国人と結婚したかったわ。』と『ハーフの子どもを産みたかった。』です。

ということで主観的な意見になりますが、私が国際結婚に対して日々思っていることを、
外国人と結婚して日本に住んでいる立場でかきます。

異文化を知る楽しさ

たぶん国際結婚をして最も大きく変わった事は、旅行では得られないインターナショナルな経験が出来ることでしょう。

拠点は日本ですが、夏休みに帰省すると1ヶ月位滞在します。

単純にスーパーに買い物に行くだけでも十分刺激的だし、子どもたちを連れて公園に行くのもとてもいい経験になります。
現地の子どもたちと一緒に遊んだり、子どもだけで公園内にあるバールにアイスクリームを買いに行ったり、日常がとてもエキサイティングです。

日本とは違う生活スタイルや、ビーチでの過ごし方、子どもと一緒に野外ライブなどの経験は、私や子どもたちにとって、とても貴重な体験です。

食文化の違い

食生活も結婚してとても変わったことの一つです。

幸いイタリア料理は美味しいのと、私にあまりこだわりがないので困った事はありません。義母が滞在中に作る、今まで食べた事がないイタリア家庭料理を経験出来るのはこの上ない幸せです。

主人はどちらかというと和食が好みではないので、うちの食事はイタリアよりです。主人が出張で不在の時には和食を作っています。子どもたちにはどちらの国の食文化も経験して欲しいと思っています。

あえてメリットがあるとすれば、子ども達は小さい頃からお箸とフォークとナイフを使いこなしているのが良かった事ですね。

ハーフの子どもを持つこと

美しいお顔の子どもが欲しいから、国際結婚に憧れる人もいると思います。

でも、ハーフだからと言って、必ずしも可愛い子どもが産まれてくるとは限りません。
ハーフタレントの様な可愛い子が産まれるだろうという期待する人もいると思いますが、現実はそんなに可愛くない子もいます。自分の子どもですので、それなりの感じになります。

そしてもしブサイクだった場合、ハーフなのでより目立ってしまいます。

私の知り合いでも、男の子と女の子のお子さんがいて、片方がほとんど日本人にしか見えなくて、
もう一方はとても白人にしか見えない子がいます。そして、いつも比べられます。

私も女の子を妊娠中、『絶対可愛い子が産まれるね〜。』と言われて、可愛くなかったらどうしよう・・・と変なプレッシャーを感じたりもしました。

何よりも、当の本人が一番大変です。
実際、私の子どもも学校で『外人外人』とからかわれた事があります。
恐らく、日本にいてもイタリアにいても外国人に見えてしまうのでしょう。

(ダブル国籍の子どものことを「ハーフ」と呼ぶのはたぶん日本だけです。イタリアではミックスという表現を使いますが、ここでは敢えて「ハーフ」という表現にしました。)

ハーフだからと言ってバイリンガルにはなりません

たぶん、バイリンガルになるかどうかは、環境の影響と本人が話したいと思うかどうかだと思います。

特に日本に住んでいて、お母さんが日本人の場合は一日中ほとんど日本語になるので、日本語しか話さなくなることが多いと思います。
さらに小学校へ行くようになると、外国語と日本語とのレベルの差が広がって行くのでますます外国語を話さなくなります。

現実、私の子どもたちはイタリア語教室に通っています。
それでも、日本語とのギャップはなかなか埋まらないので、積極的にイタリア語を話すほどではないです。

子どもたちに聞いてみました

Q:パパがイタリア人、ママが日本人という事についてどう思っている?
A:何とも思っていないよ。

Q:自分がイタリア人と日本人のハーフで困った事はある?
A:外国人と間違われる。ていうかいつもアメリカ人って言われるから、みんなアメリカしか知らないんだね〜。

Q:じゃあ、良かった事は?
A:イタリアと日本を行ったり来たり出来ること。

ということでした。
あまり思い悩むタイプではないので、何か言われていたとしても気にしてないんだと思います。

お給料事情

イタリアに1回帰省すると家族5人で100万円くらい使います。この100万円を捻出するのが本当に大変。でも、イタリア人にイタリアに帰るなとは言えませんので、今のところは何とかしています。

イタリアの平均年収200万程と言われています。そして、共働きが当たり前です。
もし、私たち家族がイタリアに住んでいるとしたら、失業率が高いイタリアでイタリア語力の無い私が仕事を見つけるのはとても難しいと思います。

だとすると、日本に帰省するのは不可能かと思うくらいその費用が高額ですね。

イタリアに住んでいるカップルが日本で住む事にした場合でも、同じ問題が起こります。
私の友人の友人ですが、イタリアから日本に引っ越して来ました。ご主人は仕事が見つからず専業主婦で、奥さんがフルタイムで働いています。それ自体はいいと思いますが、日本の社会は男女平等とは言えないし、もしもう一人子どもを望んだ場合などはなかなか厳しい状況ですね。

愛にお金は関係ないと言いたいところですが、同じ国同士よりは余分にお金が必要になるでしょう。ある程度以上の年収の方とではないと生活が大変になると思います。

国際結婚のメリットデメリット?!

結婚する相手が誰であれ、まず最初にメリットデメリットを考えて結婚を決めてはいないですよね?

「綺麗事だよ、どうしても可愛い顔の赤ちゃんを産みたいの。」「お金持ち以外は嫌。」という方も中にはいるかもしれませんが、どんなスタートであれ、相手が誰であっても一度は他人と生活をすることの大変さにぶち当たると思います。

あえてメリットデメリットのことを考えた時に思いつくのが、言葉の壁、食文化の違い、文化の違い、子育てや金銭に対する考え方の違いなどがあります。

これらの事は全てメリットにもなるし、デメリットにもなります。

例えば、食文化の違いは日本人同士でも起こります。
食事の好みが一方は和食中心、もう一方が洋食が好みだったり。

言葉の壁に関しても、お互い日本語で話しているのに全然相手に伝わらなかったり、理解してもらえなかったり・・・。相手が日本人でも外国人でも違いがあるのはあたりまえ。その違いを受け入れたり、認めたり、楽しんだり出来るかどうかが、メリットと感じるかデメリットと感じるかに影響するんだと思います。

最後に

私ごとですが結婚して10年以上が経ちました。それでも埋まらない文化の違いや、考え方の隔たりもあります。(笑)そんな事も『理解できないくらい違うなぁ。』とは思いますが、全く違う世界で育って来たので、分かり合えない事があって当然だと思っています。

日本では協調性とか相手の立場で考えようとかの教育を受けているので、分かり合えない理解し合えない状況はダメと感じる人もいるようです。

でも、わかってもらえないと思うと自分が辛くなるので、分かり合えない事は適当に流しつつ、何となく受け入れるようにしています。