南イタリアに行くなら外せない、世界遺産「マテーラの洞窟住居と岩窟教会公園」

南イタリアに行くなら外せない、世界遺産「マテーラの洞窟住居と岩窟教会公園」

Sassi di Materaマテーラの洞窟住居


南イタリアに行く機会があったら、絶対外せない場所の一つ。
1993年にユネスコの世界遺産に登録されています。

バジリカータ州の街マテーラはナポリの南東255km、バーリの南67kmに位置しています。

サッシとは石や岩を意味するイタリア語ですが、ここマテーラでは洞窟住居を意味します。

谷の岩場の斜面を掘った洞窟住居サッシ群が、完全な形で残されている貴重な遺跡。

洞窟に作られた教会内部マテーラの洞窟に人々が住むようになったのは旧石器時代と言われています。
その旧石器時代の遺跡も見ることができます。

その後時代とともに家としての形が整えられ、通路や教会も築かれて人々が生活を営む街が形成されていきました。

15世紀から16世紀には、オスマン帝国に追われたアルバニア人やセルビア人などが移住。
その後、マテーラは1663年にバジリカータの州都となり繁栄期を迎えるが、1806年にポテンツァに州都が移されて衰退していきます。

その後、長い間小作農民の住居だったため、南イタリアの貧しさの象徴のような存在でした。
その劣悪な環境から1950年代に法整備が行われ、住民約1万5,000人の人々が、マテーラ郊外の集合住宅に強制的に移住させられました。

その為、サッシ地区は無人の廃墟となりましたが、1993年に文化遺産として登録されると訪れる観光客も増えて、レストランやホテル、工芸品のお店などが増えていきました。
それでも使われているのは1/5程度です。

谷の斜面の崖にへばりつくように、上下左右に並んでいる洞窟住居は圧巻です。

マドンナ・デ・イドゥリス(Madonna de Idris岩窟教会


半分は岩を掘削して、残りの半分は16世紀以前に天井が崩れ落ちた後、石のブロックを積んで建てられました。

石の街で迷子になろう


さあ、いっぽ足を踏み入れるとそこは別世界。今まで経験したことない世界が広がっています。
不規則な階段や、細い迷路のような路地、サボテンや幾重にも重なった屋根の景色。

探検しているような、宝探しのようなワクワクした気持ちになります。

一見、普通の建物に見えても内部は洞窟になっています。真夏の猛暑の時でしたが、内部はとてもひんやりと涼かったです。

レストラン内部。奥の方は洞窟です。

そうだ旅に出よう

もしまだ一度もイタリアへ行ったことがなければ、まずローマやフィレンツェ、ベネツィアへ行きたくなりますよね。

私もそうでした。

南イタリアはちょっと遠いし、交通の便もあまりよくないですが、思い切ってバーリへ飛んで
「アルベロベッロ」と「マテーラの洞窟住居」に行ってみてはいかがでしょうか?

ここは、イタリアの中でも他にはないユニークな場所で、来る価値のある特別なところです。